若葉（読み）わかば

精選版 日本国語大辞典

わか‐ば【若葉】

[1] 〘名〙

① 生え出て間もない草木の葉。芽出しの葉。《季・夏》

※源氏（1001‐14頃）若菜上「わか葉さす野べのこ松を引つれてもとのいはねをいのるけふかな」

② (━する) 草木の新しい葉が生え出ること。《季・夏》

※俳諧・笈の小文（1690‐91頃）「若葉して御めの雫ぬぐはばや」

③ 若い人、また、子どものたとえ。

※浄瑠璃・嫗山姥（1712頃）一「中にわかばの喜之介が跡の季よりも角前がみ」

[2] 千葉市の行政区の一つ。平成四年（一九九二）成立。市中東部、鹿島川・都川の流域を占める。ＪＲ総武線、千葉都市モノレールが通じ住宅地化が進む。加曾利貝塚、動物公園などがある。

出典　精選版 日本国語大辞典

［日本酒・本格焼酎・泡盛］銘柄コレクション

わかば【若葉】

岐阜の日本酒。県産米・美濃雄町を使用した純米吟醸酒は芳醇な味わい。ほかに大吟醸酒、純米酒、特別本醸造酒などがある。原料米は主に五百万石。蔵元の「若葉」は元禄年間(1688～1704)創業。所在地は瑞浪市土岐町。

出典　講談社

デジタル大辞泉

わか‐ば【若葉】

生え出て間のない草木の葉。《季 夏》「不二ひとつうづみ残して―かな／蕪村」
[類語]青葉・翠色すいしょく・青翠せいすい・万緑ばんりょく・新緑・緑・葉・木の葉・枝葉・草葉・葉っぱ・押し葉・葉身・葉脈・葉柄・葉末・托葉・苞・単葉・複葉・葉序・双葉・若緑・紅葉こうよう・紅葉もみじ・黄葉・照り葉・落ち葉・落葉・枯れ葉・朽ち葉・病葉わくらば・松葉

わかば【若葉】［地名］

千葉市東部の区名。住宅地。加曽利かそり貝塚がある。

出典　小学館