妹山・背山(読み)いもやま・せやま

日本歴史地名大系 「妹山・背山」の解説

妹山・背山
いもやま・せやま

大字上市かみいちの東、吉野川を挟んで右岸に妹山、左岸に背山が相対する。背山は大字飯貝いいがいに属し、紀伊山脈からの支脈末端で標高二七二メートル。妹山は竜門りゆうもん川と津風呂つぶろ川が本流へ注ぐ中間地域、大字河原屋かわらやにある小孤立丘陵で円錐形山容を示し、標高二六〇メートル。

妹山は古来大名持の神の鎮座する山としてあつく崇敬された。忌山いみやますなわち禁忌的信仰の神の山として「妹山の土は生きているから木も毎日様子が変わる」「山の上に池がある」など神秘な伝承のある山である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android