如幻(読み)ニョゲン

デジタル大辞泉 「如幻」の意味・読み・例文・類語

にょ‐げん【如幻】

仏語。幻のようにはかないこと。無常のたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「如幻」の意味・読み・例文・類語

にょ‐げん【如幻】

〘名〙 仏語。すべての存在実体がなく、幻のようにはかないものであるということ。
※愚迷発心集(1213頃)「所執の境を穢土と称し、如幻の境を浄土と名く」

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普及版 字通 「如幻」の読み・字形・画数・意味

【如幻】じよげん

幻のような。宋・軾〔李公択、高郵を過(よぎ)る~〕詩 此の生、幻の如きのみ 戲語するも君慍(いか)ること勿(なか)れ

字通「如」の項目を見る

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「如幻」の解説

如幻 にょげん

?-? 平安後期-鎌倉時代の僧。
興福寺法相(ほっそう)と因明(いんみょう)を,のち東大寺で真言を,また同寺尊勝院の良覚に景雅(1103-85)とともに華厳(けごん)をまなぶ。播磨(はりま)(兵庫県)に性海寺をひらいた。

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