精選版 日本国語大辞典 「如何にせん」の意味・読み・例文・類語
いかに【如何に】 せん
[1]
① 為すべき方法、手段をためらい疑って、困った気持を表わす。どうしよう。どんなにしたらよかろうか。
※万葉(8C後)一五・三七一二「ぬば玉の妹が干すべくあらなくにわが衣手を濡れて伊可爾勢牟(イカニセム)」
② 嘆きあきらめる気持。どうしようもない。しかたがない。
※万葉(8C後)一四・三四一八「上つ毛野佐野田の苗の占なへに事は定めつ今は伊可爾世母(イカニセモ)」
[2] 催馬楽、律の歌の曲名。「楽家録‐六」所収の「いかにせんや、をしのかもとり」で歌い出されるもの。
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