女優髷(読み)ジョユウマゲ

デジタル大辞泉 「女優髷」の意味・読み・例文・類語

じょゆう‐まげ〔ヂヨイウ‐〕【女優×髷】

女性髪形で、ひさし髪の入れ毛を取り去って膨らませ、七三または四六に分けて襟元で結んだ束髪新劇女優が始め、大正初期に流行した。

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精選版 日本国語大辞典 「女優髷」の意味・読み・例文・類語

じょゆう‐まげ ヂョイウ‥【女優髷】

〘名〙
① 女性の髪の結い方の一種銀杏がえしをきわめて低い形にしたもの。楽屋銀杏(がくやいちょう)
② 廂髪(ひさしがみ)赤熊(しゃぐま)を取り去って、大きくふくらませた前髪を七三あるいは六四に分け、襟のあたりで結ぶ束髪。新劇女優に始まり大正初期に流行した。女優巻き。
神経病時代(1917)〈広津和郎〉三「彼女は首を斜めにして、今結ったばかりの真中から二つに分けた女優髷(マゲ)を鏡にうつして見ながら云った」

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