奇御魂(読み)くしみたま

精選版 日本国語大辞典 「奇御魂」の意味・読み・例文・類語

くし‐みたま【奇御魂】

〘名〙 神秘な力を持つ神霊。また、そのような霊威の宿っているもの。
書紀(720)神代上「奇魂、此をば倶斯美拖磨(クシミタマ)と云ふ」
万葉(8C後)五・八一四「天地の共に久しく言ひ継げと此の久斯美多麻(クシミタマ)敷かしけらしも」

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