太中村(読み)たいなかむら

日本歴史地名大系 「太中村」の解説

太中村
たいなかむら

[現在地名]摂津市香露園こうろえん昭和園しようわえんさくら町一―二丁目・学園がくえん町一―二丁目・千里丘東せんりおかひがし一―三丁目、茨木いばらき蔵垣内くらかきうち三丁目・大正たいしよう町など

江戸時代中頃まで三宅みやけ(三宅郷)の属邑で、中世三宅庄に含まれたと思われる(茨木市の→三宅庄三宅村茨木方面への道沿いに、小坪井こつぼい村・乙辻おとのつじ村と集落を接し、耕地も著しく錯綜三宅郷八ヵ村のなかでも、この三ヵ村はとくに密接な関係にあった。領主の変遷は鶴野つるの新田に同じ。寛永六年(一六二九)領主板倉重宗のときの検地帳(古木家文書)が残り、「いこま」「屋ない田」などの地名がみえ、高二六三石余のうち田方二三七石余・畑方二五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android