天翔(読み)あまかける

精選版 日本国語大辞典 「天翔」の意味・読み・例文・類語

あま‐かけ・る【天翔】

〘自ラ四〙 (「あまがける」とも) 神、霊魂、鳥などが天空を飛びかける。
万葉(8C後)五・八九四「天地(あめつち)の 大御神たち 〈略〉ひさかたの 天(あま)の御空ゆ 阿麻賀気利(アマカケリ) 見渡し給ひ」
※「細雪」の褒貶(1950)〈山本健吉〉「氏にあっては、芸術上の理想とは、実生活上の理想を離れて天駆(アマガ)けるものではない」

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