天真寺新田(読み)てんしんじしんでん

日本歴史地名大系 「天真寺新田」の解説

天真寺新田
てんしんじしんでん

[現在地名]宮前区菅生

下菅生しもすがお村と五反田ごたんだ(現多摩区)の間の丘陵に開かれた新田。北東は長尾ながお村、北は上菅生かみすがお(現多摩区)に接し、東・南・西は下菅生村と村境が錯雑する。南に日吉嶺ひよしみねわしみね、東に春日森かすがもり稲荷山いなりやま、北に般若台はんにやだいの小名がある。「風土記稿」によればもとは上菅生村のうちに含まれる長尾村持添の地で、享保年中(一七一六―三六)江戸麻布あざぶ天真寺の住僧孝岳がこの地を買取って開墾したと記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android