天照す（読み）あまてらす

精選版 日本国語大辞典

あまてら‐・す【天照す】

〘連語〙 (動詞「あまてる（天照）」に尊敬の助動詞「す」の付いた語。「あまでらす」とも) 「天照る」の尊敬語。

① 天にあって照っていらっしゃる。天に輝いておられる。

※万葉（８Ｃ後）一八・四一二五「安麻泥良須(アマデラス) 神の御代より 安の河 中にへだてて」

② 支配者として、天下にのぞんでおられる。天下に君臨しておられる。

※三代実録‐元慶四年（880）一二月四日・宣命「朕が食国を平く安く天照之治聞食す故は此大臣の力なり」

出典　精選版 日本国語大辞典