大郷寺(読み)だいごうじ

日本歴史地名大系 「大郷寺」の解説

大郷寺
だいごうじ

[現在地名]亀田郡大野町字本郷

大野川左岸にある真宗大谷派の寺院。本尊阿弥陀如来。「検考録」によると、文化年中(一八〇四―一八)大野村に来た常陸枕石ちんせき(現茨城県常陸太田市)の僧西宣が、同村枝郷千葉ちば村の久治とともに文政四年(一八二一)千葉村に建立した道場に始まるという。「渡島国地誌提要」は文化二年西宣の開基とする。「寺院沿革誌」によると、同年枕石寺の衆徒西宣が松前専念せんねん寺一一世了誉の許可を得て、千葉久治とともに市渡いちのわたり村八軒家に千葉道場を営んだのに始まる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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