大路井村(読み)おちのいむら

日本歴史地名大系 「大路井村」の解説

大路井村
おちのいむら

[現在地名]大路おおじ一―三丁目・西大路町にしおおじちよう

草津川を挟み草津村の北に位置し、中山道に沿う。古くは小汐井おしおいと称したという。寛永石高帳では高七〇三石余。慶安高辻帳では田四八九石余・畑三三石余・永荒一八〇石余で旗本沼野領。その後旗本斎藤領となり(元禄郷帳)幕末に至る。延宝七年(一六七九)検地帳(草津市所蔵文書)によれば高六〇五石余、田三四町二反余・畑五町五反余、名請人数五三。持高は一〇〇石余の大高持から五石以下までにわたり、借家層や無高層もみられた。明治二年(一八六九)の家数六一・人数二九一(里内文庫)。草津宿の助郷。中山道の村北寄りには一里塚があった(分間延絵図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android