大縄町(読み)おおなわちよう

日本歴史地名大系 「大縄町」の解説

大縄町
おおなわちよう

[現在地名]函館市大縄町・海岸町かいがんちようなど

亀田かめだ半島と函館山を結ぶ陸繋部に位置し、高砂たかさご町の北東に続く。明治七年(一八七四)五月の渡島国大小区更正計画の際に第一大区一五小区の町として確認される(開拓使公文録)。「函館地名考」は安政三年(一八五六)に「亀田村惣百姓代松右衛門外二人村内開発願、大縄反別十九町四反二畝分廻し済」とみえる大縄反別一九町四反二畝を当地にあてているが、大縄反別は一般的に鍬下年季の間、高の外に置く新墾地をいうので(地方凡例録)、先の一九町四反余の地が当地にあたるかどうかは不詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報