大網白里町(読み)おおあみしらさとまち

日本歴史地名大系 「大網白里町」の解説

大網白里町
おおあみしらさとまち

面積:五八・〇六平方キロ

山武郡の最南部、東金とうがね市・九十九里くじゆうくり町の南、千葉市の東に位置し、東は太平洋に臨み、南は茂原もばら市・長生ちようせい白子しらこ町と接する。千葉市に近い一帯は下総台地で、これより発する小中こなか川や南白亀なばき川が南東流し、九十九里海岸平野を経て太平洋に注ぐ。JR外房線が大網駅から南に向かい、北へは成東なるとう駅まで東金線が通る。国道一二八号も南北に走る。中世は千葉氏の支配が続き、小西こにしにはその重臣原氏の居城があった。戦国期には土気酒井氏と東金酒井氏の両勢力下にあったが、両氏は天正一八年(一五九〇)の小田原北条氏の滅亡により没落した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報