大立回(読み)おおたちまわり

精選版 日本国語大辞典 「大立回」の意味・読み・例文・類語

おお‐たちまわり おほたちまはり【大立回】

〘名〙 (「おおだちまわり」とも) 歌舞伎などの芝居で、大勢が激しく戦う演技。また、殺陣(たて)の大掛かりなもの。おおだて。転じて、一般に派手にけんかをすること。取っ組み合ったりして大げさに暴れること。
※歌舞伎・夢結蝶鳥追(雪駄直)(1856)三幕返し「屋根上下にて好みの通り存分大立廻(オホダチマハ)りあって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android