大湯町村(読み)おおゆまちむら

日本歴史地名大系 「大湯町村」の解説

大湯町村
おおゆまちむら

[現在地名]木造町大湯町

屏風山びようぶさん砂丘の東部末端に位置する。田圃を隔てて北に館岡たておか村、南に入江いりえ村があり、東には山田やまだ川がある。

元和八年(一六二二)亀ヶ岡かめがおか城を築くために普請奉行の大湯彦右衛門が開いた地という(西津軽郡史)。いわゆる開村は元禄九年(一六九六)で「亀ケ岡古城之跡ニ御かり屋立、城外ニ町屋敷御わり付有、此所を大湯派立と申候。此所引越候者ニハ御材木被下置候間、家五六拾軒作り出し候」とある(永禄日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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