大森 禅戒(読み)オオモリ ゼンカイ

20世紀日本人名事典 「大森 禅戒」の解説

大森 禅戒
オオモリ ゼンカイ

明治〜昭和期の僧侶,仏教学者 曹洞宗管長;駒沢大学学長。



生年
明治4年7月14日(1871年)

没年
昭和22(1947)年2月4日

出生地
福井県坂井郡丸岡町

別名
別号=活竜

学歴〔年〕
曹洞宗大学林〔明治29年〕卒

経歴
明治18年に福井県丸岡の台雲寺(曹洞宗)の住職・大森董戒のもとで得度。29年曹洞宗大学林を卒業後、宗門留学生として比叡山高野山などで学ぶ。32年曹洞宗大学林の学監兼教授となり、37年には海外留学生に選ばれてアメリカ・イギリス・ドイツで宗教制度や宗教哲学・比較宗教学を研究した。44年に帰国後、埼玉県の宝泉寺や山梨県の慈照寺などの住職を経て大正13年に曹洞宗の教学部長となり、昭和9年には駒沢大学学長に就任。さらに15年には曹洞宗の第17代管長に昇り、18年からは同宗の本山である横浜の総持寺や福井の永平寺貫首を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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