大平町(読み)おおひらまち

日本歴史地名大系 「大平町」の解説

大平町
おおひらまち

面積:三九・五五平方キロ

下都賀郡のほぼ中央部に位置し、東は小山おやま市、西は岩舟いわふね町、南は藤岡ふじおか町、北は栃木市と接する。北部の山地太平山おおひらさん県立自然公園の一部を形成し、南東の平坦地は関東平野に連なる。中央を永野ながの川、東端をかつて舟運で栄えた巴波うずま川が南流する。古代には北西山麓を東山道が東西に通っていたとされ、近世には例幣使街道が通り、富田とみだ宿が形成される。近代に入り明治二一年(一八八八)に両毛鉄道が開通、同二八年には富山とみやま(大正七年大平下駅と改称)が設置された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報