大山田神社(読み)おおやまだじんじや

日本歴史地名大系 「大山田神社」の解説

大山田神社
おおやまだじんじや

[現在地名]下條村鎮西野字宮の腰

鎮西野ちんぜいのの南部。下条山脈汗馬沢かんばざわ山の東麓、台地突端にあり、通称鎮西の森とよばれている。主神は大国主命相殿八幡大神(応神天皇)と鎮西八郎為朝明神を祀る。社殿草葺の覆屋の中に三棟あり、中央の大山田神社本殿(江戸時代建立)を挟んで向かって右が八幡社社殿、左が為朝社社殿。左右の二社はいずれも一間社流造で、国の重要文化財。永正三年(一五〇六)頃、近くの吉岡よしおか城主下条氏によって建立されたものである。木鼻や蟇股牡丹唐草透かし彫など建築様式の細部に、室町時代後期の装飾技術の発達がうかがわれる。

慶長六年(一六〇一)に、当神社の八幡社は朝日受永から一〇石の社領を寄進されている(鎮西真郷氏蔵文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大山田神社」の解説

大山田神社

長野県下伊那郡下條村にある神社。式内社ひとつ。「相殿応神天皇社本殿」「相殿鎮西八郎為朝社本殿」の2社殿は国の重要文化財に指定されている。

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事典・日本の観光資源 「大山田神社」の解説

大山田神社

(長野県下伊那郡下條村)
信州の神社百選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報