精選版 日本国語大辞典 「大山参」の意味・読み・例文・類語
おおやま‐まいり おほやままゐり【大山参】
〘名〙 神奈川県中央部にある大山寺（阿夫利神社）に参詣すること。修験道の寺刹(じさつ)として石尊大権現をまつっているので、石尊参(せきそんまいり)ともいう。近世以降行なわれたが、六月二八日から七月七日までが「初山(はつやま)」、七月八日から同一三日までが「相(あい)の山」、七月一四日から同一七日までが盂蘭盆(うらぼん)中のことなので「盆山(ぼんやま)」と呼ばれる。立願者は白衣振鈴の姿に、「大願成就」と書いた木太刀を持って行って納め、先年納めた木太刀と取りかえ、持ち帰って護符とした。大山詣(おおやまもうで)。
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