大住寺村(読み)だいじゆうじむら

日本歴史地名大系 「大住寺村」の解説

大住寺村
だいじゆうじむら

[現在地名]龍野市神岡町大住寺かみおかちようだいじゆうじ

宿しゆく(觜崎宿)村の東に位置し、揖東いつとう郡に属する。南にはまえ山・衣笠きぬがさ山があり、北方大源寺だいげんじの谷でおく池・さら池・なか池・しん池が築かれている。慶長六年(一六〇一)池田輝政家臣地方知行状(鳥取県立博物館蔵)に村名がみえ、当村のうち二九二石余が河毛勝二郎に、六〇石余が福原清左衛門に、一七四石余が毛利孫左衛門に宛行われている。慶長国絵図にも村名がみえる。領主変遷中井なかい村と同じ。元和三年(一六一七)の揖東郡郷帳(池田家文書)では池田輝政による内検地高六〇五石余。正保郷帳では田方四二三石余・畑方八一石余。寛文一二年(一六七二)龍野藩領郷村高帳(龍野文庫蔵)では高五〇四石余、ほかに新田高四石余がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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