夜支布山口神社(読み)やぎゆうやまぐちじんじや

日本歴史地名大系 「夜支布山口神社」の解説

夜支布山口神社
やぎゆうやまぐちじんじや

[現在地名]奈良市大柳生町

上出かみで集落北端にある。祭神素盞嗚すさのお命、旧県社。「延喜式」神名帳添上そえがみ郡に「夜支布山口神社大、月次新嘗」とあり、「大和志」は「在大柳生村今称天王」と記す。「文徳実録」嘉祥三年(八五〇)一〇月七日条よれば「夜岐布山口神」は従五位下を、「三代実録」貞観元年(八五九)正月二七日条では正五位上を授けられている。同書同年九月八日条では「養父山口神」が風雨祈願のため幣を奉られた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android