多古(読み)たこ

改訂新版 世界大百科事典 「多古」の意味・わかりやすい解説

多古[町] (たこ)

千葉県北東部,香取郡の町。人口1万6002(2010)。下総台地東部にあり,栗山川が幅広い河谷平野をつくる。中心集落の多古は栗山川が九十九里平野に流れ出るところにある谷口集落で,中世には千葉氏の多胡城が設けられ,江戸時代は多古藩の陣屋がおかれた。農産物集散地として発展し,現在も周辺農村の小商業中心であり,行政機関も集まる。野菜とサツマイモ栽培,米作畜産が行われ,種豚産地として知られる。江戸時代後期の農民指導者大原幽学の影響を受けて,県内でも早くから耕地整理が進められた。1967年国営両総用水が完成し,良質米の産地として安定した。日蓮宗の檀林であった日本(にちほん)寺や不受不施派の正覚寺がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「多古」の解説

多古

千葉県香取郡多古町にある道の駅。国道296号に沿う。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android