塵防(読み)ちりふせぎ

精選版 日本国語大辞典 「塵防」の意味・読み・例文・類語

ちり‐ふせぎ【塵防】

〘名〙 築城法で、堀端に岸のきわから一尺(約三〇センチメートル)離して、高さ七、八寸(約二四センチメートル)、幅一尺余の小さな土手を築き、所々に水通しをつけたもの。塵芥で堀の埋まるのを防ぎ、また、人の堀に落ちるのを防ぐ。ちりとり。〔甲陽軍鑑(17C初)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android