塩坂越浦(読み)しやくしうら

日本歴史地名大系 「塩坂越浦」の解説

塩坂越浦
しやくしうら

[現在地名]三方町塩坂越

西にし浦の一で世久見せくみ浦の北に位置し、東は山越海山うみやま村と結ばれる。世久見および北の小川おがわ浦からの移住で開かれたと伝え、集落南北に分れ、小川からの移住者は八幡、世久見からの家は山の神を祀った。漁業も二つの組に分れて行なった。慶長七年(一六〇二)六月の若狭国浦々漁師船等取調帳(桑村家文書)によれば船数一七。惣中で三かわ(張)の鯖・鰯網を有した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android