塙世村(読み)はなわぜむら

日本歴史地名大系 「塙世村」の解説

塙世村
はなわぜむら

[現在地名]真壁町塙世

桜川右岸の低地にあり、南東伊佐々いさざ村。弘安大田文に「塙世六丁四段三百歩」とある。中世真壁氏の支配下に置かれ、慶長二年(一五九七)の真壁郡麦田検地帳(彰考館蔵)には「塙瀬村(中略)合弐反十七歩、右之麦弐石五升七合、此内三ケ二引、残而六斗八升五合御定納」とある。

慶長一一年浅野氏領、元和八年(一六二二)笠間藩領となり、「寛文朱印留」に村名が載る。正保四年(一六四七)一月一〇日の書上申高之覚(榎戸家文書)に「高六百弐拾壱石八斗六合 内百九拾弐石四斗壱升弐合主無田畑共ニ、弐斗三升御蔵やしき」とあり、村高の三分の一が無主地であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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