堀経夫(読み)ほりつねお

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「堀経夫」の意味・わかりやすい解説

堀経夫
ほりつねお

[生]1896.4.20. 北海道,函館
[没]1981.9.18. 兵庫,伊丹
経済学者。 1920年京都帝国大学卒業。 1925年東北帝国大学教授,1932年大阪商科大学教授,1948年関西学院大学教授を経て,1955年関西学院大学学長,1966年四国学院大学学長を歴任。理論経済学会,経済学史学会,大洋州経済学会など多くの学会の創設以来の会員,幹事顧問を務める。 1966年日本学士院会員。リカード研究家として著名で,日本の本格的経済学史研究の興隆に貢献。主著『リカアドウの価値論及び其の批判史』 (1929) ,『理論経済学の成立』 (1958) など著書論文訳書は多数あり,ほかに『経済学の研究と教育の五十年-堀経夫博士喜寿記念』 (1973) が刊行されている。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「堀経夫」の解説

堀経夫 ほり-つねお

1896-1981 大正-昭和時代の経済学者。
明治29年4月20日生まれ。河上肇(はじめ)に師事。東北帝大教授,大阪商大教授をへて昭和23年関西学院大教授となり,のち学長をつとめた。昭和56年9月18日死去。85歳。北海道出身。京都帝大卒。著作に「リカアドウの価値論及び其の批判史」。

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