日本歴史地名大系 「地御前村」の解説
地御前村
じごぜんむら
[現在地名]廿日市町地御前・地御前一―五丁目・阿品台 一―五丁目・阿品台東 ・阿品台北 ・阿品台西
今川了俊の「道ゆきぶり」(応安四年)に、「此佐西を出て、地の御前といふ社の西ひがたより山路に入ほどに、おほの山中といふ所に来りぬ」とみえる「地の御前」は社名であるが、周防秋穂八幡宮旧記(現山口県吉敷郡秋穂町の秋穂正八幡宮蔵)の応仁元年(一四六七)の記事に「曾木者地御前ニテ請取之」とあり、地名として記される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報