土用丑(読み)どよううし

精選版 日本国語大辞典 「土用丑」の意味・読み・例文・類語

どよう‐うし【土用丑】

〘名〙 夏の土用の丑の日。夏、病にかからず滋養効果があるとして、この日に鰻(うなぎ)を食べる風習がある。古くは土用丑の日にうどん、瓜など「う」の字の付くものを食べる風習があり、特に鰻を丑の日に食べる習慣江戸時代からだが、夏の暑さに体力も衰えたとき、精のつく鰻を食べる風習が古くからあったことは「万葉集‐三八五三」の大伴家持の歌などに見られる。
※雑俳・柳多留‐一一一(1830)「土用うし汁喰ふ中(ちゅう)伊勢屋

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