伊勢屋(読み)イセヤ

デジタル大辞泉 「伊勢屋」の意味・読み・例文・類語

いせ‐や【×勢屋】

伊勢出身の商人が多く用いた屋号
《伊勢出身の商人には勤倹の人が多かったところから》けちな人。
尾頭のないが―の初がつを」〈柳多留・一七〉

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精選版 日本国語大辞典 「伊勢屋」の意味・読み・例文・類語

いせ‐や【伊勢屋】

〘名〙
① 伊勢出身の商人がつけた自分の店の屋号。また、その商人。
※雑俳・藐姑柳(1785)三月二五日「浜荻(はまおぎ)でござると伊勢屋じゃうを張り」
② (近世、伊勢出身の商人は極めて倹約家が多かったところから) けちな人間をいう。伊勢乞食(いせこじき)
※雑俳・柳多留‐一七(1782)「尾かしらの無いがいせやの初がつほ」

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デジタル大辞泉プラス 「伊勢屋」の解説

伊勢屋

歌舞伎役者の屋号のひとつ中村喜代三郎使用

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