土師大迫古墳(読み)はじおおさここふん

日本歴史地名大系 「土師大迫古墳」の解説

土師大迫古墳
はじおおさここふん

[現在地名]八千代町土師

可愛えの川の東岸、標高二五三メートル、水田面との比高一五メートルの丘陵斜面に立地し、かつては上土師かみはじの狭い耕地を見下ろす位置にあったが、現在は土師ダム建設により八千代湖岸に岬状に残る。

土師ダム建設に伴う水没地域内の発掘調査で明らかになった古墳で、墳丘の直径一二メートル、高さ約三メートルの円墳。内部主体は斜面に直交しほぼ南に開口する横穴式石室で、胴張り長方形の平面形をなし、現存長さ五・五六メートル、最大幅一・八八メートル、高さ一・七八メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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