四間・余間(読み)よま

精選版 日本国語大辞典 「四間・余間」の意味・読み・例文・類語

よ‐ま【四間・余間】

〘名〙
① (四間) 部屋の広さを示すことば。柱間が間口奥行とも二間(けん)のもの。一間(けん)の長さが時代により異なるが、四坪に近い
※長門本平家(13C前)一九「昌俊宿所に馳入、四間の所の縁際にがはと打寄りて」
② (余間) 真宗本堂で、内陣に隣接する左右の二つの部屋。また、そこにすわることのできる資格
菩提樹(1955‐56)〈丹羽文雄〉燈明「余間(ヨマ)に上った。〈略〉内陣の、『親鸞像』の厨子の前をとおる時には、息をとめた」

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