奥行(読み)オクユキ

デジタル大辞泉 「奥行」の意味・読み・例文・類語

おく‐ゆき【奥行(き)】

家屋地所などの、表から奥までの距離。「奥行きのある庭」⇔間口まぐち
知識思慮人柄などの奥深さ。深み。「奥行きがある作風」
[類語]間口

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「奥行」の意味・読み・例文・類語

おく‐ゆき【奥行】

〘名〙
① 家屋や地所などの、表から奥までの距離。⇔間口(まぐち)
※御府内備考(1829)一八「誓願寺前門〈略〉髪結床番屋 間口八尺七寸、奥行弐間八寸」
② 知識、思慮、人がら、作品の趣などの深さ。
浮世草子・好色貝合(1687)下「この返答にて、すはや、おくゆきが見えすいたり」

おう‐い・く アウ‥【奥行】

〘自カ四〙 奥の方へ行く。さらに遠くへ行く。
※枕(10C終)九九「こなたざまは、ただおくれじと思ひつるに、人目も知らず走られつるを、あういかんことこそ、いとすさまじけれ」

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