四足・四脚(読み)よつあし

精選版 日本国語大辞典 「四足・四脚」の意味・読み・例文・類語

よつ‐あし【四足・四脚】

〘名〙
① 足が四本あること。また、そのもの。しそく。
蜻蛉(974頃)下「この殿の、御門をよつあしになすをこそみしか」
日中行事(1334‐38頃)「四あしにすへたる御かはぐすり」
② けもの。また、けものの肉。しそく。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※今鏡(1170)六「その家の門に、馬車多く立ち並みて、にはかに四あし建つとて、異門より入りたるに見やりたれば」
④ (車輪が四つあるところから) 自動車をいう。
⑤ 人をののしっていう語。
浄瑠璃・心中天の網島(1720)中「腐り女の四つ足めに、心はゆめゆめ残らね共」

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