四条宮筑前(読み)しじょうのみやの ちくぜん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「四条宮筑前」の解説

四条宮筑前 しじょうのみやの-ちくぜん

?-? 平安時代中期-後期女官,歌人
筑前守高階成順の娘。母は伊勢大輔(いせのたいふ)。延信(のぶざね)王の室となり,神祇伯(じんぎはく)康資(やすすけ)王を生んだので康資王母,伯母(はくのはは)ともいわれた。後冷泉(ごれいぜい)天皇の皇后藤原寛子(かんし)(四条宮)につかえ,長治(ちょうじ)3年(1106)ごろまで歌合わせで活躍。「後拾遺和歌集」以下の勅撰(ちょくせん)集に39首のる。家集に「康資王母集」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例