デジタル大辞泉
「四家」の意味・読み・例文・類語
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し‐け【四家】
[1] 〘名〙
①
仏語。
天台宗で、苦清浄家(三蔵教)・捨煩悩家(通教)・般若家(別教)・諦家(
円教)をいう。〔
法華玄義‐一〇下〕
[2]
[二] 茶道で表千家・裏千家・武者小路千家・
藪内家の総称。
し‐か【四家】
〘名〙 四つの家、四つの
流派、四人の
大家など、その道で特にあげられるべき四つをさしていう。
大乗を説く
顕教の四つの
宗派、華厳・法相・三論・天台(または律)をいう「四家の大乗」など。また、
和歌四式といわれる
歌学書を著わした四人、「
歌経標式」の
藤原浜成、「
喜撰式」の僧喜撰、「
孫姫式(ひこひめしき)」の孫姫、「石見女式
(いわみのじょしき)」の石見女の四人の総称。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報