四大節(読み)シダイセツ

デジタル大辞泉 「四大節」の意味・読み・例文・類語

し‐だいせつ【四大節】

旧制で、四つ祝祭日四方拝紀元節天長節明治節

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精選版 日本国語大辞典 「四大節」の意味・読み・例文・類語

し‐だいせつ【四大節】

〘名〙 わが国で、もと祝日とされた四つの大きな節会の日。四方拝(一月一日)・紀元節(二月一一日)・天長節(四月二九日)・明治節(一一月三日)の総称

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世界大百科事典(旧版)内の四大節の言及

【祝祭日】より

…また昭和期に入ると明治天皇祭が大正天皇祭に代わり,明治節が新たに加わった。このため,戦前には祝日として四方拝(1月1日),紀元節(2月11日),天長節(4月29日),明治節(11月3日)の四つ(以上は官庁,学校で祝典式を行い,四大節と呼ぶ),皇室の大祭が行われる大祭日(たいさいじつ)としては元始祭(1月3日),新年宴会(1月5日),春季皇霊祭(春分),神武天皇祭(4月20日),秋季皇霊祭(秋分),神嘗祭(10月17日),新嘗祭(11月23日),先帝祭(大正天皇祭。12月25日)の八つがあって,年中合計12日が祝祭日とされていた。…

【明治節】より

…祝祭日には,国家的な祝い日である祝日と,皇室の祭典を行う日である祭日とがあったが,明治節は新年節(1月1日),新年宴会(1月5日),紀元節(2月11日),天長節(4月29日)とともに祝日とされた。また祝日のうちでも新年節,紀元節,天長節,明治節は四大節として,学校や軍隊では祝賀式が行われた。明治天皇の在位期間は日本が統一国家として成立,発展した期間にあたったため,国家の威信を高めた英明な天皇として賛美され,明治節は国家主義と天皇崇拝を高めるための記念日となった。…

※「四大節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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