精選版 日本国語大辞典 「囁・私語・耳語」の意味・読み・例文・類語
ささ‐や・く【囁・私語・耳語】
〘自カ五(四)〙 (「やく」は接尾語)
※平松本大鏡(12C前)三「せめてささやくものから、てを打ちて仰ぐ」
② こそこそとうわさをする。
※万葉(8C後)七・一三五六「向つ峯(を)に立てる桃の樹成らめやと人そ耳言(ささやく)汝(な)が情(こころ)ゆめ」
※太平記(14C後)三四「今度の軍如何様にも墓々しからじと私語(ササヤ)く人も多かりけり」
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