(読み)つむぐ

精選版 日本国語大辞典 「噤」の意味・読み・例文・類語

つむ・ぐ【噤】

〘他ガ四〙 (「つぐむ(噤)」の変化した語)
① 口を閉じる。
浄瑠璃・唐船噺今国性爺(1722)下「歯を食いしばって口つむぎ」
② 黙る。
※浄瑠璃・御所桜堀川夜討(1737)一「歴々さへ口を噤(ツム)ぎ給ふに」

つく・ぶ【噤】

〘他バ四〙 ふさぐ。閉じる。つぐむ。
書紀(720)天武元年七月(北野本訓)「儵忽(にはか)に口(くち)(ツクヒ)て」

つぐま・る【噤】

〘自ラ四〙 (口が)しまる。
四河入海(17C前)二「妙を不得れは、口かつくまりて、不言ものて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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