嘘こ(読み)うそっこ

精選版 日本国語大辞典 「嘘こ」の意味・読み・例文・類語

うそっ‐こ【嘘こ】

〘名〙 (「うそごと(嘘言)」の変化した語)
事実とちがっていること。本当ではないこと。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)三「夫(それ)は最(も)うそっこではないのさ」
本式ではないこと。まねごと。遊びごと。また、勝負事などで、金銭をかけないですること。
黄表紙・孔子縞于時藍染(1789)九「うそっこにてめくりを始めても」
③ 互いにうそをつきあってする遊び。
※雑俳・住吉みやげ(1708)「うその地獄へ落てうそっこ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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