嗷議・嗷儀(読み)ごうぎ

精選版 日本国語大辞典 「嗷議・嗷儀」の意味・読み・例文・類語

ごう‐ぎ ガウ‥【嗷議・嗷儀】

〘名〙
多勢をたのんで無理を言い立てること。無理を言い張ること。
太平記(14C後)一五「三塔嗷儀(ガウギ)を以て各各講演を打ち止め」
② 力ずくのやり方。または、無法な暴力行為。乱暴。暴行
※宇治拾遺(1221頃)二「おのれが蹴てんには、いかにも生かじものを。がうぎにてこそいかめ」
説経節・おぐり判官(1675)六「おしてむこ入し、がうぎをふるまひ給ふ故」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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