多勢(読み)たぜい

精選版 日本国語大辞典 「多勢」の意味・読み・例文・類語

た‐ぜい【多勢】

〘名〙 (古くは「たせい」) 人数の多いこと。多くの人。おおぜい。
平治(1220頃か)上「此無勢にて、多勢にあふてうたれん事こそ無念なれ」
浮世草子武家義理物語(1688)三「龍女(りうにょ)もおどろくべき多勢(タセイ)なり」
和英語林集成初版)(1867)「Tazei(タゼイ) 多勢」

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デジタル大辞泉 「多勢」の意味・読み・例文・類語

た‐ぜい【多勢】

《古くは「たせい」》人数の多いこと。大勢。「多勢をたのんで掛け合いに行く」⇔無勢
[類語]大勢大人数多数多いたくさんいっぱい夥しい多く数数かずかず数多すうた無数多量大量大挙多人数衆人莫大膨大巨万豊か潤沢無尽蔵山ほど盛り沢山がっぽりがっぽがっぽ多め幾多過多最多多作あまた多多いくらもいくらでもざらにごろごろどっさりたっぷり十二分に豊富にふんだんに腐るほどごまんとわんさとしこたまたんまりうんとたんと仰山ぎょうさんなみなみ十分しっかりがっつり多め数知れない数知れぬ数え切れない十指に余る枚挙にいとまがない掃いて捨てるほど

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