喰込(読み)くいこみ

精選版 日本国語大辞典 「喰込」の意味・読み・例文・類語

くい‐こみ くひ‥【喰込】

〘名〙
① 深く中にはいりこむこと。
② 食って口の中にくわえ込むこと。「(魚の)喰い込みが悪い
③ 他の領域中に侵入すること。とくに、他人金銭などをだまって使いこむこと。
上海(1928‐31)〈横光利一〉八「専務預金の食ひ込みを吹聴するとすると」
収入が少ないのに支出が多いため、所持金やもとでが減っていくこと。
浄瑠璃神霊矢口渡(1770)三「商ひ知らねば喰込(クヒコミ)計り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android