喜佐真御嶽(読み)きさまうたき

日本歴史地名大系 「喜佐真御嶽」の解説

喜佐真御嶽
きさまうたき

[現在地名]下地町川満

下地町役場方向から川満かわみつ集落に入る手前右手の小高い丘にある。県指定有形民俗文化財。「琉球国由来記」に「川満村東方峰ノ上ニ有」と記す。御嶽の中央部に七段ほどの石の階段があり、その先にコンクリート造・瓦屋根・平屋の籠り屋がある。イベはその奥にある。祭神は「琉球国由来記」によれば、「男神。真種子若アジ」で、「諸立願ニ付、川満村崇敬仕ル」という御嶽の機能は若按司が「浦島ノ神」「護島の神」とされていることからもうかがえる(御嶽由来記・「遺老説伝」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android