唯物的(読み)ゆいぶつてき

精選版 日本国語大辞典 「唯物的」の意味・読み・例文・類語

ゆいぶつ‐てき【唯物的】

〘形動〙
精神実在を否定して、物質の根源性、独自性のみを認める立場にあるさま。
女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉八「それは余りに唯物的な見方で、尠くとも人間に心理的活動の有る以上」
② 打算的なさま。享楽主義的。
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の家「世界人類との成立がよし無意味、無目的な唯物的原理にすぎないとしたところで」

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