唐川八幡社(読み)からごはちまんしや

日本歴史地名大系 「唐川八幡社」の解説

唐川八幡社
からごはちまんしや

[現在地名]山香町久木野尾 唐川

唐川川河畔に鎮座祭神は誉田別尊。宇佐神宮境外摂社で、かつては辛川からごう社ともいった。霊亀二年(七一六)に唐川の中島に、八幡大神が三歳の童子となって現れ大石を踏んだという伝説があり、その足跡を残すという石が神石として残る。応永三〇年(一四二三)の「宇佐宮寺御造営并御神事法会再興日記」によると、六年に一度の宇佐宮行幸会では豊前八社と豊後二社を神輿と神鉾が巡行するが、当社は豊後二社の一つになっており、「辛川山」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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