品沢村(読み)しなざわむら

日本歴史地名大系 「品沢村」の解説

品沢村
しなざわむら

[現在地名]秩父市品沢

蒔田まいた村の西側、村域は二つの丘陵の間を流れる篠葉沢しのはざわ(赤平川支流)流域に展開する。西は伊古田いこた村、南は田村たむら郷、北は堀切ほりきり村・太田おおた村。田園簿によれば高一四九石余・此永二九貫九八九文とあり、幕府領。同領のまま幕末に至った。「風土記稿」によると家数九五、男は農事を主とし、冬から春までは山で薪とり、女は養蚕を主とし絹・横麻・木綿などを織出していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android