(読み)さく

精選版 日本国語大辞典 「咲」の意味・読み・例文・類語

さ・く【咲】

〘自カ五(四)〙 花のつぼみがひらく。
書紀(720)大化五年三月・歌謡「もとごとに 花は左該(サケ)ども 何とかも 愛(うつく)し妹が また左枳(サキ)出来ぬ」
源氏(1001‐14頃)夕顔「かの白くさけるをなむ、夕顔と申し侍る」

さき【咲】

〘名〙 (動詞「さく(咲)」の連用形名詞化) 花が開くこと。咲くこと。
万葉(8C後)二〇・四四五〇「わが背子がやどのなでしこ散らめやもいや初花に佐伎(サキ)は増すとも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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