和泉屋甚助(読み)いずみや じんすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「和泉屋甚助」の解説

和泉屋甚助 いずみや-じんすけ

?-1798 江戸時代中期-後期豪商
江戸の材木商。荷田春満(かだの-あずままろ)に国学をまなぶ。名を後世にのこそうとして「関市令(かんしりょう)」など未刊典籍を多数出版。太申(たいしん)と号し,歌舞伎役者などと交遊浅草(せんそう)寺境内に太申桜を寄進したり,太申染をひろめようとして世間をさわがせたり,売名ねらいの奇行で知られた。寛政10年3月10日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例