(読み)カ

デジタル大辞泉 「呵」の意味・読み・例文・類語

か【呵】[漢字項目]

[音]カ(呉)(漢)
しかる。どなる。とがめる。「呵責かしゃく
大きな声で笑うさま。「呵呵大笑かかたいしょう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「呵」の意味・読み・例文・類語

か‐・する【呵】

〘他サ変〙 か・す 〘他サ変〙
① きびしくしかる。叱責(しっせき)する。また、大声を出す。大声でとがめる。
今昔(1120頃か)七「一の神有り、〈略〉此の不信の人を呵して云く」
② 息を吹きかけて温める。息を吹きかけて書く。転じて、「筆を呵する」「健脚を呵する」などの形で、勢いに任せて書いたり、歩いたりする意に用いる。
四河入海(17C前)七「筆の凍たを呵してものをかけば」

か‐・す【呵】

〘他サ変〙 ⇒かする(呵)

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